ロク-リンシャ

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座談会:料理王は俺だ!選手権

 こんにちは、風船のように見た目の膨張を繰り返すフロントマン、みつぼりです。

 局地的人気を誇る、第4回目のロクリンシャ定期会は、我々3人によるガチンコ手料理対決です! 「タイトルで座談会っつってんじゃねーかコラ」という秋の夜長に生息する煽りスズムシさんたちの声は虫だけに無視無視♡しまして、今回もやりたい放題やっております。

 冒頭でごちゃごちゃ語るようなムツカシイ前置きいらずの内容となっておりますので、早速本編に入ります。
 

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8/28 14:00 市川市 市川駅 某角刈りの店主が写真で腕組んでる系居酒屋にて

  • 今回の企画趣旨について

みつぼり:というわけで始まりました、第4回ロクリンシャ定期会、初秋の料理対決『第1回 料理王は俺だ!選手権』です!

いの:イヨっ!(やる気なし)

さいとう:俺らでやるにはだいぶ無理があるだろそのキャッチコピー。

みつぼり:さいとうくんうるさいですよ~? えー、今回の企画は座談会ではなく実践編という感じで、これから我々3人で料理対決をして、この際誰がテッペンなのかはっきりさせとこうぜって話ですわ。

いの:うーん(笑)

みつぼり:それでですね、あくまでメインディッシュはこのあとルールの説明をする料理バトルになる訳なんですが、ほら、僕らアカデミック集団なんで、対決の前に食事とか料理とかについて学んでみましょうよってことで資料を用意したんすけど・・・どうした君たち、なんで複雑な顔してんの?

さいとう:アカデミック集団の資料がウィキペディアってお前。

みつぼり:うるっせえなめんどくさかったんだよ! ごたくはいいから、イノくん資料を朗読しなさい。

いの:はいはい・・・。

食事とは、基本的には栄養、すなわち人間が生命を維持し活動し成長をするために必要な栄養素を摂る行為である。通常は何らかの食材を調理してできた料理、あるいは食品を食べる形が一般的である。ただし、栄養をとるためとは言うものの実際には人間は、栄養素の摂取のためだけでなく、家族や仲間と一緒に「満たされた時間」を和やかにすごすため、《分かち合い》を実感するため、味を楽しむため、料理を作ってくれた人(母親など)の愛を実感するため、等、様々な目的や意味を込めつつ食事をしている。(食事 - Wikipediaより)

みつぼり:ハイ良く読めました! 君たちわかった? 一言一句噛みしめました?

さいとう:こいつホントうるせえな。

みつぼり:君たちねえ、侘びしい一人暮らしの中で忘れてるかもしれませんけど、食事というのは栄養を摂るためのものではないんですよ。僕らは腹が減ったから食べるんじゃなくて、満たされた時間のために食事をしているんですよ。

いの:なるほどね。

さいとう:だ か ら! 『独り飯』っていうのは恥ずかしいんだと思うんすよね。

みつぼり:満たされてないから?(笑)

さいとう:満たされてないから。学食だってそうだろ、4人で喰ってりゃそれはちゃんと食事だけど、独りで喰ってるメシってのは、そりゃもうただの栄養補給だけのメシですから。

みつぼり:ええ・・・でも独り飯って楽しいよね?

いの:楽しい。要はオナニーみたいなものなんじゃないかな。

さいとう:そうそうそうそう。個人で楽しむ、しかもどことなく虚しいっていう意味でいえばほぼ『独り飯=オナニー』が成り立つわ。

みつぼり:なんすかその超理論・・・。えー、一応聞くけど、君たち独り飯好きかい?

さいとう:好き。

いの:好き。

みつぼり:俺も好きだ! あー・・・じゃあもうコレほぼオナニーですわ。確かに俺ら三人いつも満たされてないしなあ。

いの:さっき読まされてた資料にも「家族や仲間と一緒に」って但し書きがついちゃってるじゃん。「独りで楽しむため」とは書かれてない。ウィキペディアが言ってるんだから間違いないよ。

みつぼり:本当にクソな出典だなあ。

さいとう:クソは俺らの曲解だろ。

みつぼり:じゃあそれを踏まえて言わせて貰うけど、僕らがいつも喰ってるのは食事でもメシでもないんですよ。言わばただのエサですわ。

さいとう:コイツも大概酷えこと言いはじめたぞ。

みつぼり:エサを喰うのはもうやめろと。一応今日はバトルと銘打ちましたが、楽しく腕によりをかけた料理を振舞いあって、エサを食むことではなく仲間との食事の大切さ、料理という行為の尊さを再認識しましょうよと、そういう会なんです。もうわかったね? 次の説明入るよ?

 

  • 最近の料理マンガ事情について

さいとう:今日の企画にも繋がった理由の一つとして、「最近やたらグルメ漫画多すぎじゃね?」っていうのがあったと思うんだけど、その辺どうよ。

みつぼり:グルメ漫画の走りっていうと僕は『クッキングパパ』じゃないかと思うんだけど。

さいとう:『クッキングパパ』って一度も読んだことないけどアレだろ、絶対あのパパがクッキングする話なんだろ?

みつぼり:今回の料理対決が決まってたこともあって、この間はじめて立ち読みしてみたんだけど、例のあのパパとその同僚たちが男三人で集まってステーキ焼いて、「ム! これは糖質抜きのメニューだから【荒岩流 痩せるレシピ】だ! ワハハハハ!!」って笑い合って終わるっていう話だった。

さいとう:豪快というか、雑だな。話が。

いの:哲学を感じるね。

さいとう:料理マンガのパイオニア的な存在でいうとやっぱ『美味しんぼ』だろ。『美味しんぼ』が流行った理由としてはウンチクだと思うんだよな。「タン塩は片面だけ焼いて喰うと美味い」とか「マグロの大トロよりも美味い部位があるんだ」とかさ。読むとそういうウンチクを広められるマンガとして『美味しんぼ』は人気が出たんだと思う。『美味しんぼ』の次のヒット作っていうともう『孤独のグルメ』まで行っちゃうんじゃねえかな。

いの:そこまで行くか。それぞれの思い出の中には色々ありそうだけどね。俺だと『ミスター味っ子』とか。

みつぼり:『中華一番!』とかもあったね。昔、週刊少年チャンピオンで連載してた『虹色ラーメン』も好きだったなあ。

さいとう:「グルメ漫画何が好き?論争」するとしたらお前らは何? 俺は『美味しんぼ』一択だけど。

いの:う~ん・・・申し訳ないんだけどグルメ漫画っていうものにハマったことがないんだよね。

みつぼり:漫画以前にいのくんって食べることにあんまり興味ないもんね。

いの:そうなんだよね。『くーねるまるた』を読んでも、マルタさんの身体付きエロイな、ってところくらいにしか興味がいかない。

さいとう:お前は何を喋ってもそういう所だなお前は!

いの:実際あのマンガはそこくらいしかみるべきところないでしょ・・・。

みつぼり:まあアレはそういうマンガではあるよ。何が好き?論争でいうなら最近だと『鬱ごはん』。あと古いけど『ザ・シェフ』は好きだなー。今読み返しても面白い。あとさ、最近メディアミックス系も増えてきたよね。『花のズボラ飯』『いつかティファニーで朝食を』とか、清野とおる『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』まで実写化するくらいだし。

いの:実写化系もピンとこないなあ。どちらかっていうと、架空のグルメを扱った漫画とかの方がまだ興味あるかも。

さいとう:『ダンジョン飯』とかか。『ゴールデンカムイ』も言っちゃえばそうだろ。リスとか普通に喰おうと思っても喰えないだろ。あれらになぜ惹かれるのかっていうのは確かにある。

いの:なんだろうね。話の面白さっていうよりも好奇心?

さいとう:っていうか単純に、人はみんな食べることが好きなんだろうなってとこなんじゃねえか?

みつぼり:さばき方の手法とか実用的なテクニックは感心しながら読んでるんだけど、あれ読んでリスとか食べたいって思う?

さいとう:俺は思う。ってか逆に普段食事に興味ないイノの方が楽しめるんじゃないかな。共感とかで成り立ってる作品群ではないから。

いの:そういえば『山賊ダイアリー』は面白かった! 岡山県に住んでたっていう補正もあるかもしれないけどね~。

 

  • 話はおかしな方向に

さいとう:あとさ、最近のグルメ漫画ってリアクションが大げさで気色悪くね? 『孤独のグルメ2』『幸腹グラフィティ』『食戟のソーマ』もだし・・・『花のズボラ飯』なんてまさにそうじゃん。なんであんなアクメってんの?

いの:もうちょっとさりげなくてもいいよね。

みつぼり:そうなるとその功罪は彦摩呂師匠にあると考えるべきかな。

いの:彼のリアクションはアクメ顔と理解するべきなの?(笑) でもそうだ、料理とセックスって話で言えばさ・・・。

さいとう:当たり前のように話を継いでるけどいきなり何言ってんだコイツ。

みつぼり:サイコだから。やっぱりいのさんはサイコパスだから、たまに怖いことを平気な顔して言い出すよね。大丈夫、いいよ続けて(笑)

いの:2000年代の仮面ライダーの脚本とかを書いていた井上敏樹っていう人がいるんだけど、彼は自分の作品の中でかなり意図的に食事シーンを出してるんだって。どういうつもりなのかっていうと、子供番組ではセックスシーンを描けないから、その代わりに男女間の交感の暗喩としての食事シーンを入れたって話をされていて。だからいいんじゃないですか、アクメ顔しながら喰っても。

さいとう:食事≒セックスっていうことか?

いの:そういう理屈もあるんじゃないすかね。言い過ぎなのかもしれないけど、家族を含めた男女間で心を通じ合わせる、心を通わせるって意味で言えば、あながち見当違いなことではないのかもしれないね。

みつぼり:じゃあ今日は三人でセックスするってことでいいね? 仲良く3Pってことでいいね?

いの:そういうことだね、実質ね(笑)

 

 

・・・次回につづく。

 

 

 と、まあこんな感じでスタート致しました。次回の更新分は、料理バトルのルール説明から謎のデトロイト式スーパーでの買い物デスマッチまで、珍奇な内容を予定しております。割り勘が苦手ないのくんは、果たして電卓アプリを使いこなすことができるのか。見どころ満載になります。お楽しみに。

 

 はやいもので、ぬるっとはじまったこのロクリンシャ定期会の更新も4回目になりました。約月1のペースで開催する、いわば僕らにとっての生理現象みたいなものではないかと、近ごろ思う次第でございます。妙齢の女性の方々はおそらく毎月しんどいのだろうと想像しますが、僕らがしんどいと感じるのは3カ月に1度です。楽しい座談会を編集する作業が降りかかってくるのです。まあこれがつらい。

 いやよいやよも好きのうちという言葉があります。これもその類なのだとしたら、僕にとってはいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよもうーーーーーーーーんまあ好きっちゃ好きといえなくもないかもしれないのうちぐらいの感じです。がんばりまーくん♡あは♡

 

  • おまけ:三人の好きな料理

いの:インド人が作っているようなカレー

みつぼり:ケバブに激ハマリ中(外国人がやってる屋台が最高)

さいとう:「胃袋は生物」という独自の哲学を振りかざし、やみつきチキンからそうめんといった品々をその日の自身の気分で他者に要求する食の山賊であり、好きな食べ物という単純な質問に答えようとしない。

 

文責:みつぼり